霊長類ヒト科ヒトの登場

原始人類空想

人類(の歴史)はいつ始まったのか?

ユヴァル・ノア・ハラリ氏著の『サピエンス全史』は、7万年に及ぶ現生人類の歴史を教えてくれる。が、霊長類ヒト科ヒトはもっと以前に誕生している。

『世界の歴史』の著者J・M・ロバーツ氏は、霊長類からヒトが分岐したその地点こそが「人類(の歴史)はいつ始まったのか?」という問いに対する”答えの始まり”だと書いています。

霊長類

ご存知の通り霊長類は、動物分類学上での霊長目に相当し動物の首長たるものです。そして霊長類は、曲鼻猿類とされる原猿類と直鼻猿類とされる真猿類という大きな二つに区分される。

原猿類=キツネザル類、ロリス類
真猿類=メガネザル類、新世界ザル(オマキザル類、マーモセット類)、旧世界ザル(オナガザル類、コロブス類)、類人猿、ヒト
新世界ザルは鼻が広く(広鼻猿類)、旧世界ザルは鼻が狭い(狭鼻猿類)。

ヒトと類人猿は、旧世界ザルと同じ狭鼻猿類に含まれる

ヒトと類人猿(テナガザル、ゴリラ、オランウータン、チンパンジー、ボノボ等)は最後まで同じカテゴリーにいたが、初期人類(猿人)を誕生させた時に、ヒトは、猿として生きる事とは決別した。が、霊長類に属する点で、ヒトは猿の習性を何らか引き継いでいる。因みに、私は動物占いではサル・・・という事はさて置き、一方、猿は(特にオランウータン、チンパンジー、ゴリラなど)、ヒトの異性に欲情する事もある。エリザベス・シューにリンクが欲情したことや、ジェシカ・ラングにキング・コングが欲情したことは満更有り得ない話では無い、かも?(映画の中での事ですが)

霊長類として現存する種別は約200種が知られていて、ヒト以外の霊長類は、主に、中南米、アフリカ、南アジアから東アジアにかけての熱帯、亜熱帯地域に分布。旧世界ザルのオナガザル類に区分けされるニホンザルは、生息帯的に極めて珍しいということです(芸達者ですしね)。

最初のヒト・・・

ヒトは、他の動物同様に、異性同士のセックスを介して種を存続させて来た。しかし、最初のヒトがどうやって次のヒトを誕生させきれたのか、最初のセックス相手同士が、この広大な地球上でどのようにして巡り会ったのかを、きちんと説明出来る人はいるのだろうか?

人類起源についての研究は、まだずっと続いていて、「これが正解です」という答えが示されているわけではない。ただ何となく、猿人=アウストラロピテクス属が登場する少なくとも400万年前以上前に、ヒト種が誕生した可能性があると云われています。
でも本当に、霊長類の進化の中で、いったいどうやって「ヒト」だけが特別な存在として枝分かれ出来たのか、不思議です。

ヒトとヒトが男と女として意識し合ってやがて共に暮らすようになり、誕生させた子を「守る」「育てる」「成長させる」。それは生き物(霊長類)の本能として芽生えた行動にせよ、死んだ者の始末を「葬る」「畏敬の対象とする(過去への尊敬の芽生え)」などという感情の芽生えがどうして起きたのか、これの説明は極めて難しい。多くの者は、それを「ヒトだから」と言うしか術がない。

ヒトだから特別。ヒトにしか起こり得ない事だから、ヒトは特別な存在になり、自然をも支配しようとしている。更に、別の自然界(地球外環境)へも手を伸ばしている。しかし、そこが問題。
地球人類の誰かが、例えば宇宙飛行士が、不時着状態で、地球によく似た星に本当に奇跡的に辿り着き、二度と脱出出来ない状態となったとします。誰とも交信不可能となりその星に生きていることさえ分からない。その星に、その後、誰にもそういう奇跡が起きずに来る事が出来ない。という仮説に於いて、そこに地球人類の先史時代のような自然界があった場合、最初で最後の到達者となったその宇宙飛行士が男と女なら、いわゆるアダムとイブに成り得ます。

・・・と言うような”素敵な”物語りが地球の歴史の中でも起きていたのなら、地球人も最初は宇宙を彷徨って辿り着いた地球外生命体だった。と言えるけど、ダーウインは「種の起源」を説き、ハクスリーは「人種区分」を説いた。地球外生命体からのスタートなんて誰にも証明出来ない。(実は、その可能性があると思っている=思いたいのだけど・・・)

ヒト亜科やヒト科誕生の件は、(地球外生命体の可能性を打ち消す為の)何らかの情報操作が行われているのではないか?なんて想う人がいても何ら不思議じゃない。妙ちくりんな化石発掘や、洞窟絵などは意図的な捏造ではないのか・・・なんてね。疑い出せばキリがない。が、ヒトがヒトに分岐させるような最初のセックスが、どういう(霊長類の)種別(同種か異種か)によって営まれたのか、ここはやっぱり永遠の謎です。
生命体の弱肉強食により、滅びた生物は数限りない。最初のヒトのきっかけになった種族も、滅びたのでしょう。でも何処かの星にそういう種別がいるのなら面白いですね。
霊長類から、ヒトが特別な存在として誕生する時を見て見たい。

余談・・・ロシア

ところで、嘗て我が国でも有名だった、”霊長類最強の男”と呼ばれたアレクサンドル・カレリン氏(オリンピック、グレコローマンスタイル3連覇、国際大会13年間無敗だった偉大なヒト)は、今、何処で、何をしているのか?と思ったので調べてみたけど、引退後に国会議員を1期務めた以降のことはよく分からない。
カレリン氏は、その如何にも強そうな風貌と相反して、とても知的な紳士で、ロシア連邦英雄表彰を受けています。

「ロシア連邦英雄」は過去20人くらいが表彰されていて、その内の7人くらいが宇宙飛行士(ただ一人の外国人表彰者もカザフスタンの宇宙飛行士)。宇宙飛行士より多いのは軍人。その中でも目立つ存在が、第二次世界大戦時のソ連邦労働赤軍航空隊に於いて、女性エース・パイロットとして活躍し、最後は戦死したエカテリーナ・ブダノワ。政治家は、暗殺されたチェチェンの元大統領と息子の二人だけ。チェチェンの指導者を英雄扱いしたのは、ロシアはチェチェンの味方という政治的な思惑が強く含まれているのでしょう。

因みに、「ロシア連邦英雄」は我が国の国民栄誉賞とは比較にならない程、破格の厚遇です。
年金保障の特典(年金増額)、課税の特典(一部課税免除)、医療・保養サービス(無償医療等々)、住宅・公共サービスの特典(家賃、電話、光熱費無料、公営住宅の無償提供)、交通手段の利用・運賃特典(鉄道、飛行機、バス、公共交通費の免除)、通信・観劇・スポーツ観戦の特典、就職・教育・再訓練・休暇の特典、その他(受賞者が死亡した場合、または死亡後の受賞となった場合、葬式費は国の全額負担=国葬扱い、家族には給料20ヶ月分の支給など)。

エカテリーナ・ブダノワや暗殺された元チェチェン大統領以外の殆どが、生前に表彰されていて、死後受賞が多い我が国の「英雄」とは随分違います。英雄には、英雄らしい扱いを。それが出来る国家に対しては、少なくとも受賞者は裏切らないでしょうね。

・・・と言う風に書くと、如何にもロシアを持ち上げているように受け取られるでしょうけど、シベリアにはブリヤート族やヤクート族など、そして樺太にはアイヌ族(千島にも)など、元々は日本族(縄文系日本人)と兄弟だったモンゴロイド民族が少なくないので親近感を持っている。けれど、政治思想的には近くて遠い国である事は否めない。

余談の余談・・・

人類で最初に、地球外の星のアダムとイブになるのは、霊長類最強を誇った屈強で知的な男や勇気ある女性パイロットを生んだロシア人なのかそれとも別の国の人か。そういう事が本当はもう何処かで起きているのではないのか、なんて事を考えながらロケット打ち上げニュースを見るのは夢が有る。

夢が無いのは、北朝鮮のロケット。あの国の政治指導者はいったい何を指導したいのだろうか。少しは、人類社会への平和貢献を考えてみてはどうなのか、何を言っても通用しないから、北朝鮮は、国際社会と一緒の夢(平和実現)を見ることが出来ないでいるのでしょう。

最後まで、脈絡のない変な話に終始しましたが、地球(人類)の謎さえ解けないでいる人類が、地球外のアダムとイブになろうとしてもそれはまだ無理かな。という事で〆。

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