妖しいメロン パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(5)LAST~ローマの貴婦人~ 長いローマ史上でも空前絶後の壮麗な凱旋式。その主役は皇帝アウレリアヌスだが、嘗てない特別な捕虜としてローマ市街を歩かされたゼノビアも主役の一人。 敵将は、行列がカピトリヌス丘を登り終えると、直ちに獄中絞首、或いは斬首が通例。しかし、ゼノビアは・・・ 2019.09.17 2019.10.29 妖しいメロン
妖しいメロン パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(4)~パルミラの落日~ ローマと共に歩んだ歴史期があったからパルミラは世界的に価値がある国家だった。もっと言えば、パルミラはローマを敵視するべきではなかったし、パルミラこそが第二のローマ、或いは新ローマになれた。ゼノビアは優れた女性だったが、最後は意固地になり過ぎた。 2019.09.12 2019.10.29 妖しいメロン
妖しいメロン パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(3)~ゼノビアの大敗北とアンティオキア~ ゼノビアは、稀に見る女君主だった。それは疑う余地はない。が、勝ち過ぎた事で、聡明且つ冷静で感情に流される事の無かったゼノビアは、自身と自国を過信した。パルミラこそがローマに代わる東方帝国、自分こそが東方皇帝という思いに至りローマを過小評価した。 2019.09.11 2019.10.29 妖しいメロン
妖しいメロン パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(2)~王妃から女王へ~ 梟雄の夫にとって最良の妻であったゼノビアは、夫亡き後に、自ら女王としてパルミラに君臨。遂に、敬愛する"祖先"クレオパトラの国エジプトも統治下に置いた。ギボン曰く、「女性による統治といえば、感情問題による紛糾が付き物。しかし彼女には当て嵌まらない。」 2019.09.10 2019.10.29 妖しいメロン
妖しいメロン パルミラの女王ゼノビアと帝政ローマの戦い(1)~パルミラ王国と美麗女王ゼノビア~ その美貌はかのクレオパトラ(7世)にもおさおさ劣らず、貞節と勇気でははるかに上だった。最大の女傑というばかりでなく、最高の美女としてもその名は高い。 砂漠の薔薇とも称される、嘗てのパルミラ王国の女王ゼノビア。彼女に魅了される人は後を絶たない。 2019.09.09 2019.10.29 妖しいメロン