インターネットでも素のままの自分でいる

世評

全く見ず知らずの誰かとメルトモになった経験を持つ人は少なくないと思う。かく言う私メも、何と、こんな男でさえも(笑)、過去から現在にかけて、幾人かの全く見ず知らずの人(ヒトだと思うよ?)とメルトモになった事がある。あ、これは結構周囲の友達知ってる話で、たまに酒の肴にしてる。

見ず知らずの相手をメルトモにするのだから、そこら辺でナンパしてくるわけじゃない。知人に紹介してもらうわけでもない。文通のように、相手の住所などが分かっているわけでもない。メルトモとは、有料か無料かの違いはあるが、インターネット上に散乱するメルトモ募集サイトで知り合うのが一般的。
見ず知らずの誰かの募集メッセージ、或いは、紹介(自称)プロフィールなどを参考にして、「メルトモになろうよ」って”申し込む”わけだが、相手のプロフィールが紹介文の通りだとは限らない。寧ろ、全く出鱈目の場合が多い。

有料のメルトモサイトというものを利用したことがないのでそっちには触れないが、無料のメルトモサイトに対して実名を登録している人はほぼいない。大体、下の名前だけで登録している人が多いようだが、その下の名前も本当の名前で登録している人は極少。年齢の誤魔化しは物凄く多いし、性を偽る人も多い。自分を偽ってメールすることの一体何が楽しいのかよく分からないが、ま、見ず知らずの誰かを騙す、或いは、役者気分を味わいたいのだろう。

ところで自分は、メルトモがプロフィール通りなのかどうかを問わないし問う理由もない。過去の経験上、そのうちに返信が途切れて消える。いつも其れ式のこととなるので、メルトモを相手してけっして熱くなる事はない。激論を交わす事はあるけどね、こんな男だし(笑)
基本的に、メール相手に対しては出来るだけ素性を明かしています。当ブログも実名運営のように、ネットにアクセスしているのは自分自身であって他人じゃない。だから、実在しない誰かを作り上げて”なりきる”などという馬鹿げた真似はしない。

例えば相手がネカマだったり、年齢誤魔化しが甚だしかったりしても笑い話で済むように、自分にとって不利益になるような付き合い方はしない。
向こうはこっちの素性を知っているが、こっちは向こうの素性を知らないという状態であっても何ら困らない。
メルトモサイトを出会い目的で利用するなどという姑息な考えは持っていないから、いつでも開けっ広げでいる。経験上、素の自分で接する方が、ネカマとか年齢詐称者を早々に退散させる事が可能。だから皆々様にも、メルトモと楽しくやり取りしたければ、素性は出来るだけ偽らない事をお奨めします。

ところでゞ、まだ若かりし頃、当時流行っていたイメージチャットサイトに出入りしてた事が有る。男(のフリした女がいたり)、女(のフリした男がいたり)、人間以外(のフリした人間がいたり)、人間(のフリしたチャットボット)がいたり、イメージチャットサイトには何でも有り。
男が幼女になり、妙齢者が爺さんになり、相手を信じる信じないなどという以前の世界。これは面白くて嵌まった。でも、そこでさえも自分はほぼ素のまま。年齢も職業も居住地も明かして会話してた。やったよ、チャット性交も(笑)
ちょっと危険なものも感じた。男が幼女を演じるようなチャットの世界だと皆分かっているのに、その在り得ないチャット幼女と交わろうとするチャット爺さんだっているわけだから。こういうのにのめり込んだら、仮想世界の絵空事だということを忘れて自分を見失う人間が次々と生まれるんじゃないかと思った。

色々勉強して(これがITギョーカイ末端者の良からぬ考えだが(笑))自分で”巨大”チャットサイトを構築して、あわよくばビジネス化出来ないか、とか。なので、イメチャサイトでは、運営管理者さんとよくチャットした。オフ会とかにも参加させてもらったりして、この人が(チャットでは)あの役を!みたいな大笑いも出来たけど、管理人さんの話を深く聞けば聞くほど、これは人を狂わせる風俗業だという考えに至り、自分のようなチャランポランな男が手を出して良い領域ではないなと悟る。気の合ったチャットパートナー(実は”本物の”人妻だったが・笑)もいたけど完全に立ち去った。

等々、パソコン通信時代から始まり仮想空間内の”男女の生態”を色々見て来た人間として言えるのは、やっぱり素のままの自分で居ようよって事。簡単にいくつもの別人格を演じることが出来る世界だからこそ、素のままの方が楽しめる。これ一種、達観の境地也(笑)

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